先日、小学校で先生が笑いを噛み殺しつつ、教えてくれた話。
娘プーのクラスの教室には、小さなCDラジカセが置いてある。授業で使うものなのだけれど、時々休み時間や給食時に先生が子供達の好きなCDをかけてくれることがあるという。
プーのリクエストは決まってコレ。
まぁ、教室に置いてあるCDも種類が限られてるからね。AKBとか、ももクロなんかもあれば嬉しいんだろうけど。
で、ピタゴラCDをかけてほしいプー。
お願いしてみた。
[プーのお願い]
⚫︎第一段階
ラジカセの前で先生の腕をガシっとつかみ
プー「(先生をじっと見ながら)うん!」
先生「…(
CDをかけてほしいのね。わかっちゃったけど)なあに?」

⚫︎第二段階
プー「(CDを指差して)ピタゴラスイッチ!」
先生「(あえて心を鬼にして)うん。ピタゴラスイッチだねぇ」
⚫︎第三段階
プー「(塾考の後)ピタゴラスイッチつけて!」
先生「そうか、プー(仮名)さんは、ピタゴラスイッチのCDをかけてほしかったんだねー」
という手順を踏んで、CDをかけてもらうことに成功するようになったプー。
だが、第三段階の手順にて正しくお願いしたからといって、必ず毎回かけてもらえるわけではない。時間がない時や静かにしたい気分のクラスメイトがいる時など、かけられない時もあるのだ。
ある日第三段階のお願いをされた先生が、何て断ろうか考えていると…
⚫︎第四段階
プー「ピタゴラスイッチをつけて下さい(丁寧に言ってみた)!」
先生「…(考え中)」
⚫︎第五段階
プー「ピタゴラスイッチをつけてほしいんだけどなー、CDでピタゴラスイッチをつけて下さいな…、つけてくだせしゃりませ」
先生「!!!」
先生は震えながら、「一生懸命丁寧に言い直そうと考え過ぎてわからなくなっちゃったみたいで…(笑)あんまり一生懸命だったので、つけちゃいました」
プーや、人生、頑張れば…気合で勝ち取れることもたまにある。…のかな。

※いや、私はこの本読んでないんだけどね。