発達障害の娘

娘を尊敬した日

先週末は、娘プーの通う特別支援学校の授業参観日でした。

思えば4月に支援級から支援学校に転入してから、親子でドキドキの日々でしたが…今やすっかり図体も態度も大きく(!)、良くも悪くも(!)のびのびしまくりな我が娘に…安心したような?動悸を覚えるようなσ(^_^;)

一通り授業を見て、まぁ、もうちょっと国語だの算数だののお勉強もさせてあげたかったのはありますが、プーにとって学校が安心できる場所となったことは何より良かった!

昨年に比べて、明らかに顔つきが穏やかになったプーを嬉しく思っていると、「あっ!」という声。
声の主の視線に反応すると…プーの隣に並んで座っていた子がプーの太腿を叩いたところでした。

保護者参観で大好きな家族が来てくれて、テンションが上がってしまった様子の彼。決してプーに対して悪気があった訳では無く、喜びのあまり、手が刺激を求めて動いてしまった感じでした。

※人は凄く嬉しい事があると、叫びたくなったり、何かをバシバシ叩きたくなったり…力が篭るものですよね(^^)

ただ、テンションが上がっているのと力の加減がまだ余り上手に出来ない様子の彼…それなりに力強く叩かれたプー。

叩いた子の父兄(恐らく)もオロオロしてましたが、私もプーがこれをきっかけに癇癪を起こしたりしたら…と思うと気が気じゃありません。

父兄達の熱い視線を受け(ている事に本人達は気付いていなさそうですが)プーは…
ガシッと彼の手を握り、手を繋いだ状態で軽くブンブンブンブンと振りました。シェイクハンド?

そして、自分の太腿に繋いだ反対の手を置くと、繋いだままの手をその上にリズミカルにトントントン…。



プーは恐らく何も考えず、本能で対応していますが、私が先日勉強した感覚刺激に対する対処
「篭った力を抜き、リラックス→適切な力で刺激を与える方法へ導く(適正行動を教える)」

実践編見ちゃったよ∑(゚Д゚)

習ったはいいが、いざという時、サッと体が動かずオタオタする母に比べ、我が子の対応の何とまぁ、さりげなくもスムーズな事!!

我が子が、この学校での生活で机上学習では学べない事を学んでいる事、母は我が子から学ぶべき事がある事を実感しました。

無意識とはいえ、…いや、むしろ、だからこそ…スゲーなプー!!!

母はこれから我が子に、色々な個性との共生の仕方を学んでいくんだろうな…

宜しくご指導賜りますようお願いしますね!プー先生!


どうでもいいんですが、この日のプー先生の髪型が誰かに似てる…とずっとモヤモヤしていた母。
当日あからさまな寝坊のため、ボンバークセ毛をいつものように編み込む時間がなく、ワンレングスな前髪を取り急ぎてっぺんで括ってみた結果…
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彼…何て名前でしたっけ??リボンまで被ってしまって…まあまあまあ。

言い回し

送迎中、電車内で携帯をいじっていた私に、娘プーが言った。

プー「ママのー、けいたいを…」
なつめ「(「かしてください」かな?)」

プーの発語は貴重なので無言で続く言葉を待つ私。

プー「してる場合じゃないでしょー」

なつめ 「へ??!」

プー「ママがー、ママのけいたいをしてる場合じゃないからー…プーちゃん(仮名)にかしてください!」

なつめ「…(呆然)」

いやね、電車内はヒマだし、電車の運行情報も調べ終わったから…貸すのは別にいいんだけどさ、何なのその前置き???

そういや、私 、出がけに、夫とミュージックステーションの録画を見ているプーに…

なつめ「テレビ見てる場合じゃないから。プーは出かけなくちゃだから!行くよっ」

言ったわ。

すげー!!!字幕なしでも聞き取れた上に、「ちょっと使ってみたい言い回し」として、ちゃんと覚えてたんだー✨✨

聴覚認知障害の娘の成長を嬉しく思うと同時に…
お母さんもう少し可愛げのある言葉も使ってなかった??

という複雑な思いもなきにしも…

いやいやしかし、でも、凄いぞ!プー